ティック・ナット・ハンという仏教徒の言葉に、「一枚の紙の中に雲が見えますか?」という問いかけがあります。
紙はパルプからできています。パルプは木です。木が育つには雨が必要です。雨が降るには雲がいります。全て繋がっているのです。創造してみてください。ジョン・レノンじゃないですが、まさにイマジンです。
全ては掛目なく繋がりの輪の中に存在し、抱かれてる(見守られてる)尊いいのちなんだよ。と語りかけていると思いませんか?
又、私が清和保育園の園長であるということは、私以外…、そう!
子どもたちによって成り立っているのです。
子どもたちがいなければ、いくら園長です言っても誰にも通じません。私は、私以外の存在で成り立っている。不思議ですね!!
それと同時に、「とぎれない」いのちとしてあるということ。千年さかのぼれば135億人の 父や母はじめ多くのいのちが繋がって今私がある。しかも1人も掛目なく繋がって、『途切れてない「いのち」がここにある』ということです。
こんなこと「いまさら」と思うかも知れません。が、「いまさら」の「さ」を『か』に変えて、「いまから」と見直しながら「いのち」の不思議さ、会えた不思議に感動できる、感性豊かな子どもの育成を願う、「まこと保育」を柱に於いた保育園です。
伊原宗信